2014年10月31日金曜日

マイクロソフト SAM プログラム ライセンス調査 その4

1回目に送った回答が2週間ほどしてメールで届いた。

あー・・・なんか開くのやだなぁ。

開いてみると


ライセンス不足です
ライセンス不足です
ライセンス不足です。


・・・・なに!!??


非情にもライセンス不足ですの嵐。

中身をみると

「インストール済み/使用中ソフトウェア(Excel では調査票シート 4) にインストール数のご記入がありませんでした。しかし保有ライセンス情報(Excel では保有ライセンスシート) にて本製品のライセンス保有についてご記入いただいています。改めて、本製品をご利用されているかどうかをご確認いただき、ご利用されている場合は、本数とエディション・バージョンをインストール済み/使用中ソフトウェア(Excel では調査票シート 4) にご記入ください。」

「"お客様よりご提示いただいた情報に基づき、ライセンス保有数とインストール数を報告書に反映しています。不足分 88本に間違いがないかどうかご確認ください。報告書内のライセンスの保有数、ご利用数が認識と異なる場合には、導入状況調査(Excel の導入状況確認書)の該当の欄にご記入ください」

えっ、何言っているか分からない。

こんなコメントが10件以上ある。

ここで、シート別に記入しなきゃいけない理由が分かった。
わざと、別々に記入させる事で整合性を取らせるのが目的。

保有台数と使用台数をシート別に記入しなければならない。

例えば、Win7やOfficeの保有台数が10台だとして、使用台数が11台だとすると、1台分整合性とれません。

という事になる。
これが、ライセンス不足になる。

くっそ面倒くさくなってきた。

ちょっとカチンときたのが



「WinServer2008のライセンス保有数は200個あります。、実際の使用台数が100台になります。ご確認ください。」



・・・何を確認するんだ?



確かにWinServer2008のライセンスは200個ある。
ベンダーの見積書を確認すると、サーバーを購入する度に50個ライセンス注文していた。
4台サーバーがあって200ライセンスになっている。

ベンダーに確認してみると
「いやー、とりあえず御社の規模だとサーバー購入するごとに50ライセンス必要かなと思いまして」

死ね!ベンダー!

おかげでいらねーライセンスいっぱいあるじゃん・
俺も分からなかったけど、今度からサーバー買う時ライセンス数も確認しないとなー。
ベンダー任せは良くないや。

まぁ、本当に200個の内、100台使用だから問題ないや。
「これの何がいけないんですか?」
と回答した。

ちなみにこれに対してのMSの回答は無かった。

触れないのに質問してくるんじゃないよ。

1回目の質問に対する返答終わってMSに返信した。

1週間後、MSからメールが来る。

ライセンス不足です。
ライセンス不足です。
ライセンス不足です。

なんなんだよ!チクショー!!!


最近、Excel2013を購入したんだけどPCのスペック高いのに開くの重過ぎ。
 インターフェイスも変わりまくりだし。
MS製品が出るたびにインターフェイス変えるのどうにかしてほしいよ。
年配の人パニックなるじゃん。

Macとかは触ったことないけど、iphoneのいいところは基本部分は前のバージョンと同じところなんだよね。
新バージョンになってもあまり違和感ないし。
これがiphone率が高い理由でもあるんだな。

新機能は盛り込んでいいけど基本的な部分は前と一緒にしてほしいよ。

















2014年10月16日木曜日

マイクロソフト SAM プログラム ライセンス調査 その3

書くの忘れたけど、この調査を受けたことがある人が最初に思う事。


なんで、金出して買った物を提供元に言われて自分で調査しなきゃいけねーんだよ!


うちの会社のOS、Officeは、ボリュームライセンスではなくプリインストール版を購入している。
ボリュームライセンスって便利だなぁと思ったけど、バージョンの速さを考えると無駄だと思った。
アップグレード優待はあるらしいんだけど。

CDやDVD入れりゃ幾らでもコピー作れる仕組み作ったくせに。
MSは、自爆してるだろ。

本題に入って

早速PCを調べる事になった。
全てのライセンス状況を調べるため、県内あっちこっち奔走した。
うちの会社は全て県内だったので、まだマシだけど全国的に展開している企業ってどうやって調べて報告してるんだ?

全国区ともなると、うちには必要ない資産管理システム導入してるんだろうけどさ。


とりあえず最近数十台購入したWin7から始めようかな。


・・・・・・・・・・・・・・・・

プロダクトキーがない!!!
あれ?剥がした?でも全台無い。
。分からない。

早速マイクロソフトに連絡。
俺「今調べてるんだけどプロダクトキーがないです」
MS「Windows8のダウングレードで使用されていますか?その場合プロダクトキーはございません。購入した時の保証書10枚添付してください」

え、そうなの?。プロダクトキーつけとこうよ。

win7は購入したばかりなので保証書10枚スキャンした。

 問題はxpなんだよね。
xp時代はIT機器を管理する社員もいなかったし、営業所保管という事になっていた。
期待薄くして調べてみるか。

「今さーマイクロソフトの監査があって、1台1台調べてるのね。そっちにXPの台数けっこうあるでしょ?ディスクとか何処に保管してるか分かる?」

「えーっと調べてみますね」

2日後

「ないっすね」

やっぱり。

XPはプロダクトキーがパソコンに貼りつけてあるので調べればいい。
Officeのディスクが無いのはイタい。

赤裸々にMSに聞いてみる。

「xpにプリインストールされているOffceのディスクを保管していたんですが、誤って処分したらしいんです。どーしたらいいですか?」

と尋ねてみた。

「その件は了解いたしました。」

ん?いいの?

MSが了解しましたって言っているんだから、この件については最後まで触れないでいる事にした。
そして、紛失した事に関しては調査終了後まで一切触れられなかった。

今までMSとのやり取りを書いているんだけど、実際、電話でのやり取りは2回、残り全てはメールです。

 IT業界って多いんだよね。HPだのDELLだの電話とDMとメールでマーケティングや契約取ろうしているんだもの。
直接、人が会いに来た事はない。

 「サーバー購入する予定はありますか?システム購入する予定はありますか?」

サーバー買ってくださいっていうセールスはしょっちゅうくるんだけど、サーバーだけ買ったってしょうがないじゃない。システムがあってこそのサーバーなんだから。

システムを自社開発している企業だったら話は違うけど。

システムを委託するという事はベンダーがハードを調達する。
こっちにセールス来ても意味ないんじゃないか?

しかも、電話とDMとメールで契約取ろうしているんだもの。
誰が、顔も見ない奴と話して契約するかっての。

契約したかったら人が来い!

 MSも同じだよ。

IT商売のみなさん、泥臭い営業も必要ですよ。コールセンターやビッグデータ・CRMを活用して一斉に売り込みかけても金と人件費の無駄。

という事で、MS製品の所有台数、プロダクトキーを記入してMSに送信。

1カ月半かかった。

最初の報告書はこれで終わり。

この後、延々と続くMSのやり取りがあるのであった・・・

次は、報告後のMS回答編、について。

2014年10月14日火曜日

マイクロソフト SAM プログラム ライセンス調査 その2

その1の続き

zip形式でメールが届く。パスワードは次受信したメールに書いている。

よく使う方法なんだけど、最初にパスワード付添付ファイルをメールして、次のメールにパスワードって本当に安全なのだろうか?
技術の最先端をリードするMSもやっているのだから安全なのだろう。たぶん。

圧縮ファイルは一般的でパスワード入れれば誰でも解凍できるタイプのやつ。

解凍してみた。

・・・・・・・・ん?ExcelのデータとPDFだった。

「ガイドを見ながらExcelに記入してください」

技術の最先端を駆使したもの凄いプログラムを期待したが・・・Excelだとは。
いや!我々の想像もつかないVBAをプログラムしてるに違いない。
 
だって技術の最先端をリードするMSだもの。

メール受信後、電話がきたよーな、俺からかけたよーな。この辺曖昧だけど、記入方法を電話で聞いたのは覚えている。

俺「添付受け取りましたが、これどうすればいいんですか?」

MS「はい、説明させて頂きます。まず御社で所有しているMS製品のプロダクトキーと台数を」





「Excelシートに記入してください」





・・・・・・・えっ?


「記入するの?」


「はい、記入してください」


いや・・・ちょっと・・・技術の最先端だし・・・MSでしょ・・・?


俺はごねた。結構ごねた。

「当社100台以上所有しているんですが、全部記入するんですか?」


「所有台数の数は全て記入してください。プロダクトキーは10個記入でいいです」

例えば、WindowsXPを30台所有してるとする。30台所有していて、その内、プロダクトキーは10台分だけExcelシートに記入するというもの。

これを見ている方

なーんだ、プロダクトキー10個だけでいいのか、結構楽勝じゃん。

などと考えてはいけない。
 これでいいわけがない。

この記入方法に関しては後ほど説明する。

結局、送られてきたExcelは、なーんのプログラムも無くただの記入シートだった。
VBA実行したら、LAN内にあるPCの状況吸い上げて集計してくれるもんだと思ったよ。

それはそれでマズいのか。

いや!1台1台調べるのはいやだ!!


「なんか他にいい方法ないんですか?」

Accessがございましたら、LAN内にあるPCの状態調べられるツール提供しますが・・・

あー・・前あったなぁ。今はBIツール使っているからAccessなんでどこに行ったやら。

結局Excelでやらなきゃいかんのね。

だだをこねる理由は他にもある。
Excelなんだけど、非常にゴチャゴチャしてて、細っかい字でギッシリ書いてある。
これ見ただけで何というか射精した後の脱力感になってしまう。

射精していないのに射精後の脱力感を味わう!これこわい。気持ち良くないのに。
こうやってインポテンツになっていくんだな。

えーっと・・射精の話はいいや。本題に戻ろう。

シートは全部で6つ。

・ライセンス状況分析
・ライセンス状況分析ガイド
・記入例
・調査票
・関連会社契約
・Windows Server
・保有ライセンス

なんでこんなにあるんだよ。

シート全てギチギチに文字が書かれてて、数式らしい数式もない。色は今まで見たことないハイセンス。強迫観たっぷりの配色で塗りたぐられている。

Excelの使い方間違ってね?
計算するものだろーよ。Excelというソフトは。

どんなものか一部ご覧ください。




どーだ。すごいだろ。
こんなシートに記入していくんだぞ。見事なMSのデザインに脱帽。

そこで俺は考えた。
日本企業の8割が使用しているExcelの使い方をMS様が教えてくださった。
これが本来のExcelの使い方なのだと。

会社の資料を提出する時、こんな風に作成して出せばいいんだろう。
殴られると思うけど。

「なんだよ!これ!分からねーよ!バカヤロウ!キチガイか!バカヤロウ!」

 自分の会社に当てはめようとすると怖いな。

こんなシートにOS、Office、サーバー、SQL、他MS製品、バージョン毎に膨大な商品を選択しながら、記入していくんですわ。

その後、MS様からこんな助言を頂いた。

「でも1回では終わらないのでご安心を。何回かに渡ってやり取りをして調査して進めますので」


・・・・・なんだと?

 一回じゃ終わらねーのか!!!
何回かってなんだ?こんなの何回もやるのかよ!!!!


次は調査実践編。


最近の話で会社のPCが壊れた。起動プログラムがおかしくなったみたい。
 KNOPPIXでデータ取りだしたんだけど、Windowsにかけているログインパスワード無視してアクセス出来るのね。
パスワードの意味ないじゃん。

2014年10月13日月曜日

マイクロソフト SAM プログラム ライセンス調査 その1



去年の冬、マイクロソフトから緑色の封書が届く。定期的にサーバーだの商品の案内が来るんだけど、いつもパラっと見て捨ててる。今回も捨てようかと思ったが、どうやら様子が違う。
同封されている文面は以下の通り。


「昨今、一部の企業、公共機関や学校法人においてコンピューターソフトウェア製品が不正に使用されていることが、著作権保護団体等への情報提供、それに関連する報道等により、明らかになっております。コンピューターソフトウェア(ソフトウェア)のプログラム著作物は著作権法によって保護されており、著作権者から適正に許諾(ライセンス)を得ることなくソフトウェアをコンピューターにインストールしたり、使用したりすることは、著作権者の有する複製権(著作権法21条)を侵害する行為となります。弊社では、上記の法的リスクや、社会的信用が失墜してしまうリスクを回避していただくために、ソフトウェア資産管理 (SAM) のご支援を継続的に行っております。その一環として、ライセンス調査を実施しております。

本調査について、後日担当者よりご連絡申し上げます。

マイクロソフト ソフトウェア ライセンスを海外の親会社を通じて取得された場合、担当者にその旨をお伝えください。

ご不明な点がございましたら、IT資産管理推進部 までご連絡ください。このご案内が、ソフトウェア資産管理体制構築の一助となれば幸甚です。

ご多忙中とは存じますが趣旨をご賢察の上、本調査へのご回答よろしくお願い申し上げます。

尚、弊社では本調査を定期的にご案内しております。」


なんだこれ?
最初の文書見ると、うちの会社が不正発覚しました、みたいな内容じゃん。
 

数日後、マイクロソフトから電話で連絡が来る。可愛い声のねーちゃんだ。お世話様ですなんていうけど、別にお互いお世話になってないし。お世話様ですと返した自分が情けない。

まぁ声が可愛かったから紳士に対応した。

高圧的なやつがくるんだろう、と思ったら大変低姿勢 


文面は脅迫めいた感じではあるが、これは強制調査なのか?と尋ねると強制ではない、との事。

当社では全く生産性の出ない事だが、やる理由はあるのか?と聞いたところ、先に届いた文書の通り喋ってくれた。この文章の「法的リスク」と「社会的信用失墜」という言葉が任意だけど、強制させるんだろう。だから任意ではなく、これは強制なのである。


調査に協力しないと、「法的リスク」を使って「社会的信用を失墜させるぞ」という内容でとらえた。それを行うのはマイクロソフトなんだろうけどね。


ここで、調査を受けるにあたって、2つの選択がある。
1.ふざけんな!誰がやるかよ!!こっちは忙しいんだ!テメーが来て調べろ!ばーか。
2.冷静に対応。淡々と話を聞いて調査に協力する。

経緯を考えると、2を選択した方がいい。らしい・・・
1を選択してもいいのだが、パソコン1台1台調べられる事になる。
会社やってりゃ、機密情報だの管理系情報だの見られたくない情報もあるじゃん。
ほとんどの会社がそうだろう。
それを法的な調査でもないやつに見られるのは困る。

まぁ声が可愛かったから紳士に調査受ける事にした。

冗談だけど、会社の調査でいうと国からの調査。
税務監査から労働基準監督署などなど。
そういうのは誰の会社にも来るが、求められた資料以外は提出しないもん。

なので2を選択した方がいい。


電話を切った後、取引先のベンダーに
「こんなの届いたんだけど」
と聞いてみたら
「これは素直に受けた方がいいです。うちから納品して頂いてるパソコン・サーバー類は安全なので心配いらないですよ」


・・・まぁそうだけどさぁ。

「別に無視していいですよ。こんなの。」という答えを期待した。

しかしベンダーからはいい情報を手に入れた。
マイクロソフトの現状はとても経営が厳しいらしい。
一つは以前に比べてパソコンが壊れにくくなった事。これは買い換える必要がないという事だ。それではマイクロソフトのOSは頻繁には買わなくなる。
ユーザーにとっては有難いことだけど。
しかもXP問題で、ユーザー意識との不一致、段取りの不甲斐無さがMS離れを加速させている。

もう一つは、調査対象の企業は手あたり次第に行っているという事。企業HPか帝国データバンクか分からないけど、どっかから企業情報を入手して調査依頼を送りまくっているという事だ。

なんという街角アンケートみたいな手法。

会社名があれば、じーちゃんばーちゃんで経営している店なんかにも届くらしいよ。

「こういう時の為に資産管理システムありますけどどうっすか!?」


いらねーよ!!


ベンダーに全て委託しているみなさん。ベンダーはこういう調査来ても手伝ってくれないからね。普段は「御社とは友好関係を密にして・・」なんていい事いうけど。
自社でやらなきゃいけない。

ここで腹立つのが、前文にも書いた調査までの段取り。
国でも調査する前は、事前に電話して後日担当者が挨拶にくる。
しかし、マイクロソフトというのは文書・メール・電話のみ。

「あのなぁ、ねーちゃん、こういうの頼む時って人が挨拶に来るもんだぜ?会社だって素姓の知らないやつに情報出さないよ?ちゃんと挨拶に来て名刺交換なりするもんだろ、普通。新手の情報収集家か?」
と言ってやりたいところだが、来てもらっても対応したくないので気持ちだけに留める。

声が可愛いねーちゃんの顔は見たかったけど。

これはちょっと本当。

この調査を受けるにあたって気を付ける事がある。
・グループ会社の場合、会社名をよく見る事。指定された会社のみ調べる。子会社や提携会社まで調べる必要はない。これは税務調査でも同じ。情報の開示権限は経営者以外ないから。
親がA株式会社 子会社がB株式会社だったらAに調査依頼が来たらAのみ調べる。
以前、アホ部長がB株式会社に調査が入ったのにA株式会社の情報も調査職員に見せまくってた事があった。後から社長に殺されかけてたのを覚えている。


社長といえば、今回の件は社長には言っていない。
普通はこういうの届きましたって報告しないとダメなんだけどね。
経営者にとって嫌いなものは
「生産性のない業務」
だから。

仮に報告するとこんな答えが返ってくるだろう。
「何だそれ?調査終了までどのくらいかかるんだ?えっ?半年くらい??バカヤロウ!通常の業務どうするんだよ!!で、どんな調査するんだ?なにっ!?言っている意味が分からねーよ!バカヤロウ!」

あー怖い。今の書いた時点でゾッとする。うちの会社は体育会系のイケイケドンドンで
法的に違反しなければ・・・まぁいいや書くのよそう。
こんなパターンになるのは間違いなし。

今回の件は自分一人で行った。

そんなこんなで2日後にマイクロソフトからメールが届く。

初めてGoogleのブログやってみたけど使いやすいね。